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「ワークライフバランス」の深~いお話

秋晴れのすがすがしい10月最後の土曜日、阿蘇地区の看護職の皆様へ研修をさせて頂きました。

 

折からの人手不足に加え、コロナ感染への対応、さらに法改正も予定される昨今、

専門職としての「仕事」と、生活者としての「家庭・個人」をどうやって両立させるか・・・?

という共通の問を持ちながらも、研修を受けたって、個人で職場の現状を変えることなんて出来っこない・・・

という本音もあったかもしれません。

 

「単純に残業しない、労働時間の講義かと思っていた。」(30代、女性)

 

いえいえ、私の研修は、単にお題目だけでは終わらないんです。

 

3部構成でお届けしたこの研修では、まずは、「変えられないもの」を学んでいただきました。

医療現場をめぐる現状や労働法改正等を知ることは管理者だけでなく

一般職の皆さんにとっても必要なことだと思います。

 

次に「変えられるもの」として、「生産性」阻むものは何か?を考えて頂き、

生産性を上げるための時間の使い方、変革(イノベーション)のためには、

定型業務を改善し生み出した「時間」を活用する、そのための手順についてお話ししました。

 

「時間管理のマトリックスを意識し、生産性向上につながることがわかった」(40代 男性)

 

最後に「変えられるもの」として一番伝えたかったのは、「リーダーシップ」です。

ややもすると役職者、経営者にとっては必要だが、

一般職の自分にはリーダーシップなんて関係ないと思いがちです。

でも、それは違います。

リーダーシップが必要な最小単位は、「自分」です。

自分自身をマネジメントすること、そのために必要なのがセルフリーダーシップです。

 

忙しい毎日の中で、自分の心の声や感情に目を向けることはなかなかできませんが、

短時間でも出来るとっておきの方法をお伝えしました。

 

「自分の考え方を変えることで、ワークライフバランスにつながることを理解した。」と、冒頭の女性。

 

「部下のメンタルにも気を付けながら、何か良い方法を見つけ出す一歩となるものが聞けた気がします。」(50代 女性)

「前向きになれた。」(50代 女性)

「なんだか心がキュンとしました!?」(40代 女性) など嬉しい言葉を頂きました。

 

私たちの生活の安定の基礎を支える医療現場で働く皆様、皆様がワークライフバランスを保ち、

イキイキと輝かれますことを心よりお祈りします。