この４月から正式に新しい職員さんが来ることになった。これまでに何人かの方を採用してきて、振り返ると教育を含め自分の対応は間違いだらけだったな・・と思う。そんなことを考えていて、ふと浮かんだのが B＝ｆ（Ｐ・Ｅ）という人間行動の公式だ。
これは、社会心理学者クルト・レヴィンさんが見出したもので、私はこの公式を吉田道雄先生から教わった。
- B＝Behavior (行動)
- f＝Function (関数)
- P＝Personality (人間性､人格､個性､価値観､性格など)
- E＝Environment (周囲の状況､集団の規制､人間関係､風土など)
この公式が意味するところを現在の状況に置き換えてみると、新入社員が「わが社」において周囲と協調し能力を発揮し最高のパフォーマンスが出来るかどうかは、会社の場の持つ力、集団規範、文化等はたまたそこにいる上司である私や部下の人格、能力などの掛け合わせによって決まる、ということを意味すると理解した。
もちろん、どんなに素晴らしい組織でも、その仕事が合わない人はいるでしょうが・・。
とはいえ、まずはインサイドアウトで自分から始めることが大事だと今は身に染みて思う。
さて、レヴィンさんの公式を教わった吉田道雄先生は、日本にグループダイナミックスを紹介し普及と発展に貢献され、その後リーダーシップPM理論ではクルトレビン賞を受賞された三隅二不二先生の直弟子でいらっしゃる。長年、熊本大学で教鞭をとられ名誉教授となられた現在もコンサルや講演などお忙しい日々だ。
そんな忙しい中で、絶版となっていた「人間理解のグループダイナミックス」のキンドル本が出ました！！
しかも、大幅リニューアルで最後の第９章「リーダーシップとトレーニング」は長年様々な企業や団体で実施されてきた手法を惜しみなく公開されているという嬉しいおまけ付き(^-^)
いつも軽やかに、話していると知らないうちに元気になってしまう・・そんな吉田道雄先生の人柄とグループダイナミックスに対する理論と50年超の実践が詰まったキンドル版・・
これは多くの管理職の方々、学校の先生、親御さんに読んで頂きたいです！
